2019年11月(霜月)の新作上生菓子が決まりました。
2019年
11月(霜月)の上生菓子
①田舎柿(いなかがき)
朱紅色と淡朱色のきんとんソボロで、柿餡を包み、ヘタを付けて『熟柿』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
柿は中国や日本など東アジアが原産でヨーロッパやアメリカには日本から伝わったために学名に「Kaki」と記され、品種も1000種近くあると言われています。
「和」を感じさせてくれる日本の秋を代表する果実『柿』をきんとんソボロを使い、ヘタをつけて表現しました。
②残菊(ざんぎく)
柚子餡包みの白雪平餅に、白と黄緑色ボカシの練切餡を巻いて『菊花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
菊の花は品種改良がすすんで今では一年中出回る花になりましたが、本来は秋の花です。
晩秋から初冬を彩った残菊は、やがて枯れてしまいますが・・・
その移り変わりには心惹かれるものがあります。
残菊を雪平餅を使い、練切餡を巻いて型取りで仕上げました。
③山茶花(さざんか)
薄紅色練切餡に紅色練切餡を三ヶ所ぼかして、シベをつけて『山茶花の花』を表しました。
中餡は小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
山茶花は椿科の一種で、椿の花に非常に似ています。
四国・九州・沖縄等の温暖な地に自生し、花は白か薄紅色の五弁の花をつける。
花の少ない冬に咲き出る姿は心温まりますね。
山茶花の花を練切餡を使い表現しました。
④祝い鈴(いわいすず)
山吹色練切餡で鈴を型取り、紅白の紐(ひも)をつけて、七五三のお宮参り時の『神鈴』を表しました。
中餡は小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
晩秋から初冬の季節になると、子供の成長を祝う行事『七五三』があります。
神社の賽銭箱の手前に吊るしてある大きな鈴。
鈴の音色には魔除けの力があり、鈴が鳴ることによって神様とつながり、神霊の発動を願う役割もあります。
神社の鈴は魔を祓い清めた状態にして、神様と繋がるためのものだそうです。(※諸説あります。)
お宮参り時の神社の鈴『神鈴』を練切餡を使い表現しました。
⑤木枯らし(こがらし)
小倉餡包みの大納言かの子豆です。
三色の紅葉した葉を巻いて、氷餅をかけて『木枯らしに舞う風景』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
春は、その訪れを知らせる暖かな強風を『春一番』と言いますが、木枯らしは文字通り、木を枯らす意味。
北西の冷たい季節風で、その年の初めての強風を『木枯らし一号』といいます。
木枯らし一号が吹く抜ける風景を大納言かの子豆を使い、晩秋の紅葉した葉を巻いて『氷餅』を使い風を表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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11/1~無病息災・子孫繁栄を願う『亥の子餅』販売開始のお知らせ。
11月1日より、無病息災・子孫繁栄を願う
期間限定『亥の子餅』販売開始のお知らせ。
冬の気配が近づくこの頃。
『亥の月亥の日亥の刻にお餅を食べると病気をしない』
『無病息災と多産の猪にあやかり子孫繁栄を願う』
冬も近づく初冬の亥の月亥の日にお餅を食べる習慣。
期間限定にて、11月1日~11月10日まで『亥の子餅』販売開始いたします。
是非、無病息災・子孫繁栄を願い、お召し上がり下さいませ。
◆販売期間
11月1日(金)~ 11月10日(日)まで
★亥の子餅 1箱 515円(税込価格)
(※きな粉餅×2個・うりぼう×1個)
◆販売期間
11月1日(金)~ 11月10日(日)まで
【商品説明】
◆きな粉餅
・国産餅米の白玉粉を使い、滑らかに練り上げた求肥餅で、北海道襟裳産小豆を丁寧に炊き上げた自家製小豆皮むき餡を包み、京きな粉の黒寿きな粉を和えた伝統的な亥の子餅です。
◆うりぼう
・国産餅米の白玉粉を使い、滑らかに白くふんわりと練り上げた求肥雪平餅で、白餡を包みました。
・背中に筋模様をつけて可愛らしい『うりぼう』を型取りました。
◆賞味期限:3日間
◆アレルギー:卵・大豆・乳
※この商品は通信販売いたしておりません。
店頭販売のみとさせていただきます。ご了承くださいませ。
伝統的なきな粉餅と可愛らしいうりぼう。
★『亥の日』とは?
旧暦10月の亥の日は、亥の子(いのこ)・玄猪(げんちょ)・厳重(げんじゅう)・御なり切と言われ、亥の子餅を食べるとか、亥の子突きという男の子が藁や石で地面を打つ行事が行われました。
◆亥の月・亥の日
亥の月亥の日の行事は、中国でも日本でも古くから行われていました。
十二支の亥は、易(えき)の卦では『坤為地(こんいち)』。
坤(こん)は陰の極み、地もまた陰の極み。為に「亥」は極陰を表します。
つまり、亥の月、亥の日は、極陰月・極陰日というホント!陰気極まりない日ということになります。
しかし、易では『陰極まりて陽に転ず』といい、陰が極まったあとは陽となるばかり。
十二支も最後の『亥』まで来れば、次は新しい循環の始まり『子』に転じます。
というわけで、この日には陰陽一年の循環の総決算的な日という意味がありました。
★亥の子餅
玄猪には「亥の子餅を食べる」あるいは亥の子餅を与える日でもありました。
亥の子餅は丸めた餅。または、ぼた餅。
『亥の月亥の日に餅を食らわば、万病を除く』
と言われて、健康を保つ呪いとしてもありがたられた行事です。
亥の子餅なので、形も単に丸いだけでなく「亥の子の形」に作ったとも。
穀類や丸い玉は、お馴染みの五行説では『金気』。
五行相生説では『土は金(金属)を生ず』
先に書いたように旧暦の十月(亥の月)は『地の極みの月』
つまり、米(穀類)で作る丸い餅は地の極みの日に地が生み出した金気の象徴を食べるという意味がありますから、一年の地の恵み・収穫に対する感謝の行事でもあります。
亥の月亥の日亥の刻にお餅を食べると病気をしないとは、古代中国の言い伝え。
無病息災と多産の猪にあやかり子孫繁栄を願いお餅を食べる習慣は、平安時代の宮中行事『御玄猪』にはじまり、やがて民間に広まっていきました。
そして、亥の日はまた、火鉢や炬燵(こたつ)といった暖房器具を出す日でもあり、茶の湯の炉開きにもなっています。
昔から亥の月亥の日には炉や火鉢を出す習慣もあり、茶の湯では現在もこの日に「炉開き」がおこなわれ茶菓子には亥の子餅がもちいられます。
是非、亥の子餅の言い伝えにあやかり、健やかにお過ごしください。
【お問合せ】
本社・総務部
◆電話:0120-882-638
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10/1より秋の季節限定販売『十三夜』販売開始のお知らせ
10/1より
秋の季節限定販売
『十三夜』販売開始のお知らせ
『十五夜』は、中秋の名月を観賞する他、これから始まる収穫期を前にして、収穫を感謝する初穂祭としての意味もありました。
秋に収穫される『芋』をお供えすることから『芋名月』とも呼ばれています。
また、十五夜に対して、『十三夜』と呼ばれる、もうひとつのお月見があります。
『十三夜』は、日本独自の風習です。
『十三夜』は、栗や豆を神棚に供えることから『栗名月』とか『豆名月』・『麦名月』と呼ばれ親しまれてきました。
また、一般に十五夜の月見えをしたら、必ず十三夜にも同じ場所から月見をするものとされてきました。
これは十五夜だけでは、『片見月』といって忌まれていたからです。
十三夜の月見は、ひと月前の仲秋の名月の月見に対して、『後の月見』とも呼びます。
秋の季節限定販売 『十三夜』
・1箱 550円(消費税込)
・2本入 1,100円(消費税込)
◆販売期間 : 10月1日(火)~ 10月11日(金)
◆商品説明
①月:白餡包みの黄色雪平餅に『豆名月』にちなんで、大納言かの子と練切のうさぎを載せ『月』を表しました。
②いが栗:黄味餡を練切ソボロで包み栗を載せ、『栗名月』を表しました。
③うさぎ:皮むき餡包みの薯蕷饅頭で『うさぎの顔』を表しました。
※『十三夜』は、生菓子につき通信販売いたしておりません。
※予約・店舗販売のみとなります。
ご了承くださいませ。
お問い合わせは
フリーダイヤル
0120-882-638まで
お問い合わせ
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