７月７日は、七夕(たなばた)。
昔、七夕祭りの竹竿に五色の糸をたくさんかけて願い事をお祈りしました。
その糸のことを『願い糸』といいます。

◆装いも新たに登場！しました。

『七夕に織女星にたむけた五色の糸』から生まれた『願い糸』は、夏の夜空を彩る星々を想像して、五つ色の琥珀羹をお作りしました。

その昔、五色の糸に願いを込めたように、当社の菓子職人が一つずつ独自の配合で、それぞれが個性的な風味をもつ琥珀羹に仕上げました。

食感は、外側はシャリッとした歯ごたえある固さに対して、中はゼリーのようなプルッとした柔らかさとして、決して生地が粘ること無く自然な口溶けとなるように仕上げ、食べやすい大きなにカットしました。

味付けは、ふじりんご、コンコード種のブドウ、ホワイトピーチ、シチリア産レモン、ペパーミントの五つの味に工夫を凝らしました。

寒天でつくるシンプルな製法のお菓子であるが故に違いが分かるお菓子です。

弊社職人が『願い糸』にかける思いが判る逸品ですので、是非ご賞味ください。

【品種『琥珀羹』の由来】
煮て溶かした寒天に砂糖や水飴などの甘味を加えて固めた和菓子を『琥珀羹(こはくかん)』と言います。
クチナシの実で透明の寒天を琥珀色に着色することもあった為、『琥珀羹』という名がついたと言われています。

【製法のこだわり】
琥珀羹の製法はシンプルですが、シンプルだからこそ、職人による見切りにより食感が大きく変わる製品です。
寒天と風味をつける素材により、それぞれ微妙に変化する配合、独自の和え方で素材それぞれの個性を活かすようにお作りしました。

【食感へのこだわり】
製法のこだわりは、食感に繋がります。
外側はシャリッとした歯ごたえある固さに対して、中はゼリーのようなプルッとした柔らかさとして、決して生地が粘ること無く自然な口溶けとなるように仕上げました。

【大きさのこだわり】
琥珀羹は、やや大きめにカットさせることが多いですが、女性の方々がお化粧直しを気にせず口に入れられる約1.2 ?角でカットし、食べやすくしました。

◆七夕の季節限定販売です。

◆ピンク色は、ピーチ（桃）味。
◆黄色は、レモン味。
◆水色は、ペパーミント味。
◆紫色は、ぶどう味。
◆緑色は、りんご味。

◆どれも寒天の瑞々しさが、味わえる七夕ならではの干菓子です。

今年も織姫と彦星が七夕の夜に会うことができますように・・・。


★★織姫と彦星伝説★★

短冊に願いを込めて・・・。
雨の日は、かささぎの翼も広げられず、織姫と彦星は会うことができません。
だから・・・。
七夕飾りのたくさんある短冊の中に、『七夕の夜は晴れますように』と、必ずこの願いの短冊をひとつかけておくのです・・・。


かささぎの　渡せる橋に　
おく霜のしろきを見れば　夜ぞ更けにける
　　　　　　　　　 　
中納言家持　『新古今集』

現代語訳：
七夕の日、牽牛と織姫を逢わせるために、かささぎが翼を連ねて渡したという橋。
天の川にちらばる霜のようにさえざえとした星の群れの白さを見ていると、夜もふけたのだなあと感じてしまう。